じっくり時間をかけて探究する 2daysワークショップ@東大寺 (11/17〜19)が終了いたしました。
通常のATM(動きを通した気づきの)レッスンだけではなく、それをより味わい深くしていただくための感覚レッスンをたっぷり入れたワークショップをやってみたくて、春頃から徐々に準備を進めてきました。あれもこれもと欲張ってとりとめないところから始まって、やっとこさ一連のカタチになったところで台風の襲来予報をうけて延期。あらためて11月に仕切り直し、初日プログラムを土曜日に、2日目プログラムを日曜と月曜で選んでいただける計3日開催となりました。
会場の東大寺総合文化センターは、地上階に東大寺ミュージアムと金鐘ホール、地下に小ホールと会議室があり、東大寺さんの所属とあってそれはそれはすべて美しく整えられた静かなところです。
もともとミュージアムに仏像を観に行って会議室があるのを見つけ、こんなところでWSしたいなあ・・・と思ったのが発端。
どんな内容がこの場にふさわしいだろう?ということと、たっぷりと身体感覚にアプローチしてみたいということが合わさったのが、このたびの2daysプログラムです。
初日は会場設営のため朝8時から入れていただき(さすがお寺の朝は早い)皆さんが来られる前に少しだけ外から大仏さんにご挨拶。
会場はこんな感じ。ご参加者それほど多くなかったので余裕です。
レッスン間のエネルギー補給には必須のおやつコーナーとか
ご興味いただけるかな?という本や、私が本の中でおっ!と思ったところを自分用に抜き書きしていたものをプリントして、お休み時間のお伴に。
今回WSデビューの全身骨格模型のクウ(空)さんには、骨盤の動きの説明に登場してもらいました。骨盤の動きはベースとして3つの軸での回転があって・・・などという説明は言葉と絵とジェスチャーではなかなかピンと来ないところですが、さすが3次元モデルだと話が早く、印象にも残ってくださったようです。そうするとご自分の骨盤の動きを感じることの助けになってくれます。今やったレッスンではこんな骨盤の動きをされてる方とこんな動きの方がいましたがそれぞれ違いますよね、なんていう話もしやすい。
ま、クウさん、ほとんどの時間はこんなポーズのままだったのですが・・・
今回のプログラムは、感覚レッスンとしての「実験」と通常の動きの「レッスン」を組み合わせて、それぞれが終わるごとにボディイメージの絵や気づいたことを自由に記録していただきました。朝一番にもそれをしていただいたので、自分の身体の感覚やイメージって変わるものなんだということを感じていただけた方もいるのではないでしょうか? 感じ方の練習みたいなものでもあります。
各実験やレッスンごとに、やったことを簡単にタグのように書いたものをお配りし、その下にご自分自身の感覚を書き込む、ということの積み重ねを記録としてお持ち帰りいただくようにしました。
特に細かくシェアの時間はとりませんでした。他の方がどんな感じ方をしているのかは今回あまり大事ではないなと思ったので。なのでこの記録は純粋にご自身だけのものです。後日お送りするレッスン音声でまた動いていただいてどうなるか?も今回と同じとは限りません。それが面白いところです。ほんとうに変化にはキリがないのです。だから私は大好きです。
2日間プログラムの最後の最後は、いろんな歩き方を意識的にしていただいてからパッと普通の歩きに戻ると何かが変化している体験とか、名付けて「大人のケンケンパー」で身体を遊びの中で使っていただいて終了。
2日間通しでご参加いただいた初フェルデンクライスの方々、1日だけご参加に遠方から来ていただいたフェルデン好きの方々、はるばる奈良までありがとうございました。
他府県の方はもちろん地元の方も皆さん、東大寺は修学旅行か遠足以来です〜、とか、奈良ってすごく遠い印象があるんです、とか、ここらへんめったと来ません、とか。。。そうかもしれませんねー。たまにはおいで下さいね。いいところですよ。
最後になりましたが、館長さんはじめ事務所の方・警備員の方、いろいろとフォローいただきありがとうございました。