定期レッスンを始めて、11月で丸6年がたちました。
まだトレーニングの3年生で「仮免」だった頃。レッスンってどうやって始めたらいいの?というゼロから状態。
夏のうちから貸しスタジオを探し、HPを作り、チラシを何百件も歩いてポスティングし、ひと月のお試しワンコインレッスンをあちこちいろんな時間帯でやり、定期レッスンをいよいよ11月スタート。レッスンのネタは自分がトレーニングで受けたもののうち思い出すことができたことのみ(授業中のノート禁止なのです)。
ほーんとに手探りでした。6年たった今も手探りですが。。。
始めからずーっと、ほぼ毎週レッスンを続けてくださっている方がお二人います。
おふたりとも始めたころは60代、今は70代。「なんかようわからへん」と言いながらコツコツ続けてくださって、口を揃えて「肩こりしなくなった」「なんか調子ええわー」っと言ってくださいます。「仕事の合間にちょっとレッスンのような動きをしてみたら治るから」とか。ご自分の体との会話や付き合い方が、知らず知らずに上手になっているんですね。嬉しいかぎりです。
6年間でレッスンを受けてくださった方にはいろんな方がいて、もう覚えきれません。
数ヶ月・数年続けてくださる方、一度きりの方、何年もたってリピートされる方、月1回で続ける方、時々思い出したように来られる方、チラシを見て気になって捨てられなくてようやく3年たって来てみたという方、ワークショップでじっくり味わっていただいた方、本やネットでフェルデンクライスを知ってどんなものか試しに来た方、、、なりゆきにまかせて自然に出入りしていただいています。
レッスンの性格上、いわゆる「刺激的」「テンションあがるー」「達成感あるわー」ではないので、ま、私の性格上もあって、けっこう淡々とやっています。でもほんとうはレッスン中の脳の中は刺激や発見のタネがいっぱいなのです。ただそれがとっても微細で「なんかようわからへん」だったりします。
私自身も卒業後もできるだけATMレッスンを受け続けています。それは教える側としてのスキル向上というのではなく、とっても個人的に私だけのために、もうほーんとにあくまで自分にとってめちゃくちゃ刺激的だから。好きなんです。オモシロ過ぎて、もうええやんということにならないから。
ちょっと表現力不足だったりするので、オモシロ過ぎ感をなかなかお伝えできていませんが、そのうちジワジワ滲み出るくらいになればなあ、とゆるりと思っております。
6年の間にはレッスン数も生活ペースや家族の健康状態も変わりました。望もうと望むまいといろんなことに区切りがついたり新しく始まったり。自分の体調や精神状態も変化だらけ。でも今生きて持っている体とともに変化の波に上手に乗るために、いつもAwareness Through Movement (動きを通した気づきのレッスン)とともにい続けられることが私のラッキーです。